安芸.石見地方神楽紀行

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help リーダーに追加 RSS 因島白滝山と五百羅漢と・・島々の伝承  しまなみ街道石仏紀行 No2  民話『力士 白滝の石仏』

<<   作成日時 : 2008/05/10 01:35   >>

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 昔むかし、因島の重井という小さな漁村に若い男女がおりました。二人は相思相愛の仲で将来結婚を誓いあっておりました。若者は、村一番の力持ちでした。因島は瀬戸内海の小さな島で、古くから相撲が盛んな土地柄です。若者は3年経ったら娘を迎えに来るという約束で力士修行に上方に独りで旅立ちました。
ところが三年経っても若者が戻って来ないので、悲観した娘はとうとう冬の深浦の海に身を投げてしまいました。それから何年か経ち「白滝」という四股名で戻った若者は、娘が死んだことを聞かされ嘆き悲しみました。若者も娘を追って身を投げようとした前日、若者の夢枕に白滝山の観音様が現れ「深浦の浜へ行ってみなさい。娘の化身が岩となって現れています。連れて帰ってあげなさい。」とお告げがありました。若者は、日が昇ると急いで深浦の浜へ駆けつけました。そこで娘の化身と思われるビーナスのような格好をした五十貫はありそうな岩をみつけました。みるとピンクの岩肌に黒髪をたらした彼女の横顔が浮かび出ているではありませんか。若者は、この岩こそ彼女の化身と思い、白滝山の頂上にある観音堂へこの岩を背負って登り安置しました。若者は、その後一生をかけてその岩を供養したそうです。
 この岩は、その昔戦国時代に村上水軍が奉った観音さんのある観音堂裏に大切に安置してありました。なぜか扉がきちんと閉めてあって何も説明書きも案内板もなく、教えていただかなければ山に登られてもわからない状態にありました(何故でしょう)。観音堂にあったパンフレットには、小さく「力士・白滝の石仏」とだけ記述がありました。たまたま、白滝山の管理人(堂守)の方に頂上でお会いし、天狗の石仏や当時禁制の十字架が彫ってある特徴ある石仏の説明をしていただいた後、こちらにも変わった石があると、わざわざお堂の裏の扉を開けて、このビーナス?像を見せていただきました。ここに顔が見えるでしょう、といわれて撮影させていただきましたが、残念ながら私には見えませんでした。
 以上の昔話しは、その際管理人の方からお聞きしたものを私の記憶で書き残したものです。お聞きした記憶で書いていますので、ストーリーに間違いがあるかもしれません。 …しかし皆さん、この悲しい昔話、ロマンを感じませんか。
 帰って、ネット等でお聞きした内容を、因島の伝説、民話、むかしばなし等等、色々なキーワードで検索してみましたが、石の画像はおろか全く何も引っかかりませんでした。地元の方くらいしか、ご存知ないお話しかもしれません。当日はGWの最後の休みで、かなり連れの観光客が山に登っておられましたが、大きなカメラを抱えて独りでウロウロしていた私だけに案内いただいた事に大変感謝しております。石仏を一体ずつなめなめしている姿を見られ、この人だったら興味を持ってくれる、と管理人さんは思ってお話しいただいたのかも知れませんね(笑)。
●この画像が、娘の化身 深浦のビーナスです。

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●ピンクの石の表面に、娘の顔が浮かび出ていると説明受けましたが残念ながらよくわかりませんでした。信仰心が足らない者は見えない?
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●当日、白滝山で撮影した画像の数分の1しかご紹介できませんでした。
画像を通じてお分かりかとは思いますが、当白滝山の石仏,摩崖仏さんはカラッとして、どこもじめじめしたところがありません。素晴らしい瀬戸内の多島美とうまくとけあって、素敵な雰囲気の山です。どうです、一度行ってみたいと思われましたか。
十年ぶり3回目の白滝山でした。今回の紀行は、天候も良く素敵な民話も聞くことが出来、たいへん幸せでした。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
心に響く仏像の数々を拝見させていただき、光栄です。ありがとうございます。本当に、一度行ってみたくなるところですね。違うページの天狗打つも、印象的ですね。

神楽も堪能させていただきました。神神楽舞や塵倫や岩戸、とても良いですね!塵倫という演目も、迫力満点で、こちらに迫ってくる勢いを感じます。お太鼓をたたかれている方の優しいお顔も、和みます。やはり、しし様の作品ですね。素敵です。ここで名前を存じ上げておりますヤンチャ子様の作られた鮮やかで美しい鯛にも、見とれてしまいました。私はしし様のところでで、いつも作品を楽しませていただくことができ、心から感謝しています!ありがとうございます。これからも、神楽のお写真を楽しみにしています。お仕事もお忙しいでしょうけれど、お体、ご自愛下さいね。
乱鳥
2008/05/10 23:55
おじゃまします。
「有明」や「岩戸」など行われた場所は、神社か民家なのでしょうか?大ホールで演じるのとは違う場合、神楽は山の屋外ではなく、家の中で演じられるのですか?
こういった神楽は一晩中行われるのでしょうか。神楽には大向こう(声がけ)のような物はあるのですか。のってこられた場合、観客も参加されることもあるのですか。
先日テレビを付けると、たまたま 神楽の岩戸をやってました。女性がおにぎりを作っておられ、いい雰囲気でした。先日観た「ヤマトタケル」の中では、踊り楽しむ場面で、おそらく神楽のようなリズムの笛太鼓が流れました。東北の民話でも、神楽を演じて全国を回るといったお話が残っていました。
最近、神楽という言葉に、以上に敏感になっております(笑)

有明のお写真、美しさと迫力を兼ねそろえられて、いい表情ですね!いつも、お写真を楽しませていただいています。
しし様、この土日はどこかに出かけられていたのでしょうか。ご活躍を楽しみにしています。

乱鳥
2008/05/26 11:01
☆乱鳥様、真夏のような天候が続いています。そろそろ梅雨時期を迎えます。ご質問の神楽は、浜田の市内からちょっとはずれにある神社の境内で行われたものです。観客は神社の周りでそれぞれ自由に覘かれたり、自分のイスに座ったり、本当に神楽がお好きな方々の集まって、いい雰囲気でした。まだこの時期は徹夜神楽は少ないですが、神社の秋祭りになると、彼方此方の神社の氏子連中が神楽団を呼んで神楽奉納を行います。長い奉納は、土曜日の夜9時くらいから、朝4時くらいまでのロングランもあります。最近は、夜明けまでの神楽は本場石見地方でも少なくなりました。秋祭りの神楽は、境内や近くの公民館で演じられ、近所の方々がうどんや焼き鳥のバザーを開かれる所もあります。
この日曜日は、広島市内の護国神社でのお祭りで神楽奉納があり、撮影してきました。夕方、神楽の即席舞台の周りにかがり火をつけ、薪能のような雰囲気でしたよ。編集でき次第ご紹介します。お楽しみに…。
ししです。
2008/05/27 05:42

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