安芸.石見地方神楽紀行

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zoom RSS 石見神楽「鬼住山」(きずみやま)No1  石見神楽・高津神楽社中

<<   作成日時 : 2014/09/30 17:43   >>

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広島で起った土砂災害の為、予定していた神楽団が出演できず、代わって島根は益田から「石見神楽高津神楽社中」さんが、来広してくれました。場所は、広島のアウトレットモールのホールです。
演目は、社中さんの十八番である『鬼住山』です。当方、演目名は知っていましたが、今回が初観劇になります。

鬼住山の所在地は、鳥取県日野郡溝口町にある326mの小山です。山頂から正面に百名山で有名な、大山を望むことができます。鬼が住む山と書いて、「キズミヤマ」と読みます。
全国浦うら、鬼退治の伝説が残っていますが、当地の鬼伝説が、日本最古のようです。
時代は随分とさかのぼって、第7代天皇「孝霊天皇」 の時代の物語りです。孝霊天皇はあまり馴染みがありませんが、皇子の吉備津彦命と稚武彦命の兄弟は共に、よく御存じの桃太郎のモデルであるといわれています。
鬼住山やお隣の笹苞山一帯は、宮原古墳・谷川古墳・長山古墳などから、6世紀中頃の須恵器などがたくさん発見され、昔はこの地に実際に大きな一族が暮らしていたようです。

鬼住山山頂に、こんな伝記が書かれています。
『昔々のお話です。第七代考霊天皇が、当地にいらっしゃいました。 その時、鬼住山に鬼が住んでいて、人々を苦しめる事をお聞きになった天皇は、 鬼退治をしようと決められます。 まず、鬼住山の南の笹苞山(さすとさん)に陣を敷いて、鬼の館を見下ろします。 人々が献上した笹巻きの団子を三つ並べて鬼をおびき出せば、 大牛蟹(おおうしかに)の弟の乙牛蟹(おとうしかに)が出てきました。 大矢口命(おおやぐちのみこと)が矢を射ると、見事に命中し、鬼は死んでしまいました。 けれど、兄の大牛蟹は手下を連ねて、荒々しく手向かい、なかなか降参しません。 ある夜、天皇の枕元で天津神(あまつかみ)のお告げがありました。 お告げに従って、笹の葉を刈って山のように積み上げて待っていると、三日目の朝、 強い南風が吹き付けてきました。あれよと言う間に、笹の葉はひとりでに鬼の住処へと向かいます。 鬼は笹の葉が身にまとわりついて成す術もありません。うず高く積もった笹が突然燃え出せば、 鬼はひとたまりもなく逃げて散り、天皇は一兵も失わずに勝ちました。 麓に逃げた鬼は蟹のように這いつくばって、 「降参します。これからは天皇の配下となって、北を守らせて下さい」 と願ったので、天皇は、 「よし、お前の力を持って北を守れ」 とお許しになりました。』

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■高津神楽社中さんの神楽演目・鬼住山のシナリオは、多少アレンジしてあるようで、
益田市のHPによると、
『鬼住山は、その昔鬼が住みつき、近くの村々に出ては人をさらったり、 金や宝物や食べ物を奪って人々を苦しめていました。これを伝え聞かされた孝霊天皇は早速、鬼退治を計画され、 大連の進言により、若宮の鶯王に総大将を命じられました。大連は軍の先頭に立って進軍し、 見事に鬼退治をされたが、鶯王は武運つたなく戦死し、土地の人々は楽々福大明神として宮を建立されました。』
とありましたので、引用させていただきます。
現在も、日野郡には「楽々福大明神」というお宮が残っています。

■石見神楽・鬼住山 出演
 ・孝霊天皇
 ・若宮 鶯王
 ・大連(おおむらじ)
 ・金屋氏神
 ・大悪鬼
 ・大悪鬼の手下

 ◆神楽歌
       あしびきの 鬼住の鬼が住むという 鬼住の山は 鬼住の山は


※撮影は、早くから並んだおかげで、観客席の前側を確保することができました。最前列ではないため、観客の頭が写らないよう、望遠でアップ撮影しています。前方からのスポット照明が無い一般のイベント会場の為、やや暗い中での撮影で、しかも三脚のない手持ち望遠の為、ピントが甘い画像となっていますが、息を止めて撮影しておりますので、これに免じて御容赦いただければと思います。

撮影枚数が膨大なことから数度に渡るご紹介になろうかと思いますが、最後まで宜しくお願いします。

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会場 開演前

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開演前の静寂

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・若宮 鶯王 登場

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・大連(おおむらじ)
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・孝霊天皇
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・金屋氏神  登場

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                     これから、大悪鬼退治に出発です!

                           次回中編(No2)に続きます。

                 

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