秋の安芸路紀行 東広島市下三永『福成寺』  地獄の純喫茶?『伴天連』2010年11月

秋の安芸路紀行

大手メーカに勤める友人が単身赴任先から最近購入した新築マンションに休日を利用して戻った、というのでマンションが近いどこかで会おう、ということになりました。秋も深まった勤労感謝の祝日、色々紀行場所を考えて、車二台で東広島市下三永の「福成寺」に散策しに行ってきました。福成寺は30数年ぶりくらいかな。随分と前のことなのに、お寺の佇まいと、山門の仁王さんはよく覚えていました。なんだか、昔より整備され新しく感じます。

…と、その前に「福王寺」の入り口近くに、毎年テレビ放映される超有名な喫茶店に立ち寄ったこともご紹介しなければ。先日、背が高い二人のアンガー○ズもたしか取材?に来た番組を見たような。

その純喫茶?は「伴天連 ( バテレン )」という名で、開店は50年以上も前になる程の歴史のある喫茶店?です。で、なぜハテナをつけるのかというと、伴天連は広島では無論の事、全国でも何度もテレビ放映された有名な喫茶店なんですが、口コミで噂が噂を呼び、このあたりの名物喫茶ではあるのですが、お化け屋敷の中で、お茶をいただくことができる異空間、というのが正しい表現かもしれません。


ずいぶん前に廃業したでっかいグランドホテルの廃墟を右に見ながら(もうこのあたりから、なにやらおかしげな雰囲気)山道を登っていくと、右側に小さな看板に出くわします。
さらにまっすぐ行くと目的地の福成寺や山の頂上は、某大学の天文台があります。伴天連専用の駐車場は、大型車も駐車可能くらいの広さです。駐車場からは「カッコーン」と時より定期的に金属音がしてきます。どうやら獅子脅しのようです。一緒に入った友人は、何の躊躇もなく、すたすたと庭園内に入っていきました。喫茶店の前にある庭園に入ると、「三途の川」に橋が掛かっており、ここを渡ると頭でっかちな燈籠やら、ここから一気に、伴天連 全開ワールドへ突入です。なにやら意味不明の造形物が庭の木々の傍に立ち並んでおります。石造らしきものは、一様に大きなシンボルがぶら下がっております(画像参照)。

通路を進んでいくと、いよいよ店内へのドアがありました。ここは喫茶店でしょうか。黒い重い扉を押すと、中は闇の空間です。目が慣れていないせいもあって、側の造形物を頼りに中に進むと、足元はわざと腐らせているような感じでバネを浮かせたような感じで、フワフワです。奥に進むと、先ほど駐車場で後から入ってこられた県外ナンバーの方々がカウンター席に座っておられるのが漸く見てとれました。マア、なんという感覚なのでしょう。エロスというかサイケというか、エログロというか、全くナンセンスな有り得ない光景が広がります。天井からはありとあらゆるものがぶら下がっており、体を動かす度に、頭にこっつきます。目がなれてくると、先ほど来より、頭にコツコツあたるものは、女性の生首でした。左側の壁には本物の猪の首の剥製が突き刺さっています。大きな一枚板のテーブルに座って、机の上にあった二冊のノート(遺言状と表紙に書いてある)を眺めていますと、カウンターの奥から「お二人さん、何にしますか」とオジサンの叫び声がします。そうなんです、異様な叫び声の混じったレコードが時たま大音量で流れるので、大きな声で会話しなければ、注文もできない様相なんです。

すべてのメニュー一律5百円の飲み物を選び、大声で注文しました。後からネットで知ったのですが、何でも一律5百円の理由はレジの支払いで、お釣りの計算が楽だからだそうです。
時折、大音量で「キャー。ギャー」とかいう声の入ったレコードがかかっているものですから、友人と落ち着いた話もできず、飲み物を入れると早々に立ち上がり店を出ることにしました。友人は楚々と出口に急いだのですが、私の方は、せっかくの伴天連、このまま帰るのももったいないという気持ちで、千円支払う際に、店主に、店内を撮影させてもらってもいいですか?と断られるのを覚悟でお願いしてみました。ところが意に反して、おじさんから「せっかく写真撮るんなら、うちにしかない珍しい物教えてあげる」と言ってくれたのです。なんとフレンドリーなオジサンでしょう。このオジサン、聞けば80歳近い方でした。

流石に「うちしかない」はずです。本物の人間の皮や頭蓋骨でつくられた造形物を次々にオジサンに案内していただき、その都度撮影させていただくことができました。どんなに映ったのか見たい風でしたので、デジカメの液晶に一枚一枚表示してご覧いただきました。「やっぱりイイカメラじゃと暗うても綺麗にうつるんじゃねエ」と褒めていただき、何だか可笑しな気分です。最後にオジサンを直接撮影させていただくと、よろこんで被写体になってくれました。(わざと暗く小さくして掲載していますが、本物は色白い素敵な顔立ちのオジサンでした)

周りの趣味は、オジサンの収集と手作りらしいのですが、お顔立ちからは全く想像だにできません。昔むかしは、このお店には名物のオバサンがいて(このオジサンの奥さん)、接客していたのですが、数年前に亡くなったということで、これまで庭の整備やオカルトの収集に没頭していたオジサンが亡くなったオバサンに変って店をみていると、ネットの書き込みにありました。ホント全国的にも有名な店らしく、ネットで店名を検索すると山の様に紹介記事がヒットします。

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  もみじ散る、普通の入り口↑

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  三途の川の渡し

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  いよいよお店に突入です。この通路が店のドアに繋がり…

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  暗い暗い室内の右側のある仏像と掛け軸

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  トイレに繋がる暗い通路。トイレからは用をたしていると腕が出てくるみたいな

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  なにやら意味不明なものがお出迎え。こんなのが、暗めで立っていると、流石に…

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  カウンターあたりを撮影(店主許可済み)。通路が何やかやでイッパイ!

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  室内描写  


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  これからが、直接店主のオジサンに、これ撮ってって紹介された、ここにしか無いものです。

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  ↑↓人間の頭蓋骨と肌の皮で作られた鈴?(流石にこれって何?って聞くことができませんでした)

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  ↓これも人間の皮でつくられたものだそうです。

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  ↑お別れに、一枚オジサンをアップで撮影させていただきました(わざと暗く小さい画像に変更しています)


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先ほどまでの異空間!駐車場まで戻ると先ほどの経験がまるで嘘のようです。
真っ青な秋空が広がり、目に真っ赤な紅葉が飛び込んできました。
今度の紀行先、「福成寺」に急ぐとします。
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東広島市下三永 『福成寺』 入口

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   素朴な仁王さんを守る福成寺の山門


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  境内内には「夫婦杉」という並んで立つ杉が2本…たぶん手前の男の方の杉は根回り周囲約5.7m、
  奥の方の杉は根回り周囲約6.6m 推定樹齢は800年   樹高40mの巨大な杉です。

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またまた枚数が多くて、当Blogサイトの規定量にひっかかってしまい、残りを次回に回さざるを得なくなってしまいました。続きは次回ということで…

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この記事へのコメント

Rancho
2010年11月30日 11:42
 SiSiさん、こんにちは☆
 実はこの記事、バラエティに富んでいて、好きです^^
『福成寺』 は心が落ち着き、このお寺は好きだなと直感的に感じました^^
 また、純喫茶「伴天連 」
 これはたまりませんね^^V
 桂小枝さんか稻川淳二さんだったら、どういう案内かと想像してしまいますが、それより、SiSiさんのご案内が何度見ても楽しい☆^^☆
 お別れの一枚オジサンをアップ…のお写真の表現で、クールなわたし(?ぷぷっ)も大笑いです☆
 こんな喫茶店でコーヒーを頂きながら、お店をつくられた方とお話がしてみたい。
 そんな気になります#^^#

 お仕事、がんばって下さいね^^

RANCHO様
2010年11月30日 18:06
いつも有難うございます。伴天連と福成寺、全く異なもののご紹介を同時におこなうことになってしまいました。兎に角、楽しいところです。楽しんでいただいたようで嬉しいです。
奈良の博物館でも撮影ができるところがあるのですね。最近、神楽もところによっては撮影禁止の会場が増えました。わざわざ遠路でかけて、撮影禁止の札をみると、目の前が真っ暗になります。カメラマンにとって、撮影禁止は死ねといわれのと一緒ですからね。

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