吉浦八幡神社 秋例大祭・かに祭り 2012.10 頂載,布団だんじり・お神輿の宮上がり ①1/5

ご近所の、吉浦町の秋祭りを撮影してきました。
吉浦町は、呉市の中で広島市に寄った人口12000人の
町です。前は海、後ろは山という瀬戸内海によくみられる
平野の無いこじんまりとしたところです。山から海に向かっ
て緩やかな傾斜に小さな民家や商店が立ち並んでいま
す。戦時中は、お隣の軍港呉の隣の港として、商船の玄
関口としてよくこの吉浦港を利用したようです。
ここの八幡さんで、年に1回、大きな例大祭が開催されて
います。
当方、この町の上を毎日のように高速バスで通勤していま
すが、特に観光地もなく、通り過ぎの町のひとつでした。
この町で遠い親戚が一軒あるので、秋に、ここで大きなお
祭りがあることは、以前から聞いてはいましたが、今年は
じめての撮影紀行でした。

お祭りの名は、「吉浦八幡神社例大祭・かに祭り」といいま
す。祭りは、10月第1土・日・月曜日に、夜祭、本祭、後日
祭と3日間行われています。
なぜ蟹祭り?…吉浦町は昔は漁師町で、渡り蟹漁が盛ん
だったようです。今はカニは近海で獲れなくなり漁は廃れま
したが、祭りに渡り蟹を食べる風習 は残ったようです。調度
蟹は秋に旬を迎えることもあり、このあたりから、秋祭りに、
かに祭りの名がつけられたと観光案内に書かれていました。
神社のお祭りに、カニの飾り物を付けた御輿や山車が出て、
往時を物語っているようです。
画像


かに祭りの出し物のメインは、頂載(ちょうさい)と呼ばれる
布団だんじり(山車)をはじめ町内の11の自治体毎に伝統
のお神輿を担ぎ、町内を練り歩いた後、お宮に向かって11
機の神輿が終結します。神輿といっても、布団だんじりあり、
お神輿、龍みこしや酒樽、船の山車など各地区の伝統の
神輿が揃います。
お宮の鳥居をくぐると、丘の上の神社に向かって102段の
広い石段が続いていますが、神社に向かって石段を駆け
上がることを’宮上り’といい、神社からお旅所に向かうこと
を’宮下がり’と呼びます。

当方、この度はお祭りの二日目、本祭りの宮上がりと一部
宮下がりの場面を撮影しました。

吉浦の町の中は狭く、公共の駐車場も望めない為、JR呉線
の3つ先の駅に車を停め、ローカル電車で参りました。

早く着き過ぎ、お祭り本番前の町内を廻って、屋台をのぞいた
り、お宮にお参りし賽銭をお供えしたりして、宮上りの時間を
待ちました。初めてのお宮で予想より広くて綺麗でした。

事前に、ネット上の当祭りの動画をチェックしてきましたの
で、だいたいどの辺りの階段がお神輿の撮影に最適か、押
さえておきました。時間が早かったので、宮上りと宮下がり
の両方が楽しめる、102段の中間くらいの側の崖の上に陣
取ることができました。

11時宮上りが近づくにつれ、多くの関係者や観客が石段を登
っていきます。

いよいよです。
石段の下の鳥居の先に少し広い場所があり、あっという間に
人々で埋め尽くされました。
鳥居の右手から、先導役の天狗姿に続いて、朱色の緋毛氈で
四角錐を五段に模った座布団風の頂載とよばれる布団だんじり
が現れました。担いでいるのは皆、白い装束に長い腹巻をして
手には鮮やかな手袋をした精悍な男衆です。
だんじりには、小さな男の子が4人、だんじりから振り落とされ
ないよう白い帯で縛り付けられています。
4人とも一定のリズムで小太鼓を叩いています。
男衆は、だんじりから車輪部分を外し、抱え上げ、上下左右に
揺さぶっています。この布団だんじり、重さ2トンあまりといいま
すので、相当な重量のはずですが上に下に左に右にと軽快な
動きは正に圧巻でした。
鳥居の前でだんじりを威勢よく全員で抱え上げると、やや前方
に傾けつつ、鳥居の下をくぐり抜け、石段に差し掛かりました。
周りの観客も「オー」と言う声と共に、期せず拍手が沸きあがり
ました。

今年は、観光バスをしたてて外国の方々が沢山見にきていまし
た。皆、日本産のデジカメを持って神輿を撮影されていました。
青い眼にニッポンのお祭りがどのように映ったのでしょうか。
(ここのお祭りって、こんなにメジャーだったのですね。近くに住
んでいるのに初めて認識しました。)

『チョーオ サーヨーヤ ソオーリャーサゲタ、チョーサイジャ』
みたいな掛け声(ちょっと違っているかも)で男衆がお互いが
励ましあって石段を左右に頭を振りながら上がっていきます。

布団だんじりが石段を登りきると、次の自治会の交渉委員会の
会長さんが白装束に白のタスキ掛けし、神輿が続いて上がって
いいか、石段の上にいる委員と交渉しています。
色々なお神輿が自治体毎に町内を練り歩き、時間がくると鳥居
前に集まってきます。
その先頭には露払い役の天狗や獅子やヤブ(呉地方独特の
鬼)がいて、石段の観客を退かしお神輿が通りやすくします。

ヤブは恰幅のいい怖そうな男性に加え、小さな女の子のヤブも
いて笑いを誘っていました。
自治体毎に出し物のお神輿の前後に子供たちが横笛を吹き、
太鼓を叩きながら(お囃子)神社に上がってきます。
各自治体の中には、’博労’とよばれる、中世の時代に牛や馬を
売買することを業とする者が、先導しています。
博労は3体いて2.5mくらいの高さがあり張子の面を被っていま
す。中にタバコを咥えているものもいて、楽しすぎる装束姿でした。

11自治体全部の出し物が登りきると、神社境内では獅子舞や
それぞれの神輿をもんだりしているようですが、当方、今度は神
輿達の迫力ある’宮下がり’シーンを撮影すべく、撮影場所確保
をした関係で、お宮にはほんの数分しか上がれませんでした
(したがって境内での写真がほとんど無い)。

前書き、能書きはこのくらいにして、お祭りの画像をお楽しみくだ
さい。地域最大級の当お祭りの雰囲気を画像から味わっていた
だければ幸いです。


●まずは、JR呉線の吉浦駅到着場面からのご紹介です。なんと長閑でローカルな雰囲気でしょうか。

画像


画像


画像


画像


                  ↑お祭りの告知看板ですね。

画像


                  ↑早く到着してしまったので、まだ屋台も準備前です。

●八幡神社に到着

画像

            ↑神社の鳥居と102の石段です。あと1時間もすると、ここは…

画像


●神社の境内に上ってみます。瀬戸内海、吉浦港、吉浦の街並みが見渡せます。

画像



画像

●こじんまりとはしていますが、はっきりいって綺麗で整然とした神社です。
画像

画像

画像

画像

画像


まだ神事前で閑散としています。
では、少し早いですが、撮影場所の石段の途中に向かいましょう。

画像

11時過ぎました。いよいよです。最初の宮上りするのは、頂載こと布団だんじり
です。最初に、露払いの赤い天狗が鳥居の前に姿を現しました。
画像


●頂載こと布団だんじり

画像
画像
画像
画像

●鳥居前で、だんじりを乗せていた車輪を外し、4人の男の子
が中に縛られ、イヨイヨ宮上りです。男衆達が活気付き始め
ました。

画像


画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像


いい場面ではありますが、石段を駆け上がる迫力ある画面は、
次回ということで…第1話をこれにて。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 14

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
かわいい

この記事へのコメント

Rancho
2012年10月17日 17:22
しし様、こんにちは(*^.^*)
各町から11機の神輿が出るのですか?
りっぱですね☆

二つの顔はついた面や絵馬
天狗さんや博労さん
お子たちの化粧や願いの書かれた衣服
殿方たちの活気あるようす
『チョーオ サーヨーヤ ソオーリャーサゲタ、チョーサイジャ』

二つの記事を拝見させて頂いて
熱気ある秋祭りを楽しませて頂きました。
ありがとうございます
RANCHO様、SiSiです。
2012年10月18日 08:55
いつもコメント頂戴し有難うございます。
平日は出張とか、週末は釣りや神楽鑑賞やお祭り鑑賞などでなかなかBlogが更新できていません。写真も山のようにファイルが溜まってしまっております。
どこかで有休出して、自宅に篭らなければならない状況です(笑)。

RANCHO様も、ご旅行や文学や美術鑑賞や歌舞伎や…充実された日々をお過ごしのようで何よりです。
これから紅葉の一年で一番素敵な季節を向かえます。なかなか行くことのできないRANCHO様の周りの神社仏閣、紅葉風景をご紹介いただけたら嬉しいです。

この記事へのトラックバック