安芸.石見地方神楽紀行

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zoom RSS 吉浦・八幡神社秋の平成25年例大祭 『カニ祭り』  ちょうさいと、山車と、お神輿と、

<<   作成日時 : 2013/10/15 08:50   >>

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今年も、吉浦(広島呉)にある吉浦八幡神社の秋の例大祭「カニ祭り」
を撮影してきました。

お祭りは、10月の第1土・日・月曜日に、夜祭、本祭、後日祭と3日間
行われます。
当方は、11もの神輿で賑わう本祭にむけ、30年前のレストアBikeを
走らせました。
吉浦地区は、戦時中はお隣の呉が軍港で入港が厳しく制限させていた
ため、お隣であった吉浦港は、漁業や商業の港として賑わったというと
ころです。したがって、前は瀬戸内海に面していますが、背面は山で、
住宅そのものが斜面に建てられ、平野がほとんどないといってもいいで
しょう。昨年は、駐車場に困り、近くの駅前に車をおき、そこからJRで町
を訪れました。今年は、足代わりにBiKeを利用したため、駅前の無料駐
輪場を利用することができました。
◆昨年のカニ祭りのご紹介です。
http://hiroshimakagura.at.webry.info/201210/article_1.html
昨年も紀行文にしていますが、重複しますが、今年も改めてお祭りのあ
った町のご紹介から。



吉浦町は、昭和3年に呉市に編入され、人口1万2千人世帯数5千たら
ず、高齢者比が3割近くにもなると書かれていました。一人暮しのご老
人も多いということですが、都市部と違い各自治体(区といわれる)の結
束は固く、年に一度のカニ祭りに向けては、1区で1つの神輿や太鼓、
山車繰り出し子供達も総出で、参加しているといいます。お盆の盆踊り
もとても盛んです。余談ですが、当方の住む住宅地は、30年前山を切り
開くいて造成した新興団地のため、神社は遠く、お祭りには全く無縁です。

本祭は、午前11時半くらいから長い百数段の石段を神輿が上がる
’宮入り’から盛り上がります。各区から’チョウサ(ちょうさい)’とよばれ
るだんじりや神輿、山車、太鼓が八幡神社に向かって集まってきますが、
神社までの道の両サイドには、焼イカや金魚釣りなどの屋台が所狭しと
軒を並べています。大きな神輿が通りかかると、交渉委員の襷をかけた
方が屋台の店主に折衝し、屋台の屋根のテントをたたんで貰ったりする
光景を眼にすることができます。その間、神輿を担ぐ連中は休憩になり
ますが、皆思い思い、ビールを飲んだりそれぞれが楽しんでいました。
どこぞの祭りにあるような、皆酔っ払って喧嘩の絶えない喧嘩祭りと違っ
た雰囲気のお祭りです。
吉浦八幡神社の祭礼を「カニ祭り」と呼ぶようになったのは、昨年も紹介
しましたが、改めて…、
昔むかし吉浦は、漁業が主な産業でしたが、中でも10月がこのあたり
で小さな渡り蟹がたくさん獲れ、この時期は皆が好んで食べたことから
名づけられたようです。今では吉浦沖ではカニは獲れなくなったようです
が、祭りに帰省した若者に、老人達はカニで振舞う習慣が今でも残って
いると聞きました。
神輿や山車には、赤いカニを模った飾り物をつけているものも見えます。

4人の神童(稚児)が乗り太鼓をたたく、ちょうさい(チョウサ・だんじり・
布団太鼓)がまず石段を幅いっぱいにお宮に登っていきます。ちょうさい
の前には、長さ百メートルもの2本のロープが結わえてありちょうさいを
ひっぱり上げます。石段にいる観客は、’やぶ’という呉地方独特の衣
装をつけた鬼のもつ竹棒で追い払われます。区によっては、ヤブの代わ
りに天狗や’博労(ばくろう)’と呼ばれる牛馬の仲介屋が神輿の露払い
(出し物の先導・観客の交通整理)を行います。
当方が幼少の頃、このヤブは父親よりも怖い存在で、お祭りの近くにな
ると小学校の下校時に現れ、子供達を大声で追い回しており下校が恐
怖だった記憶が蘇えりました。最近では中学や高校生がヤブに扮してい
ることもあり、酒が入っていないので、各区の委員さんたちに、優しい交
通整理の仕方を叱られてばかりで可哀想した。

ちょうさいや神輿は、石段を10メールくらい上がっては、5メートル下が
り、時間をかけ、最後にはお宮に辿り着く動きをします。1トン強もの重
量を肩に担いで登ったり下がったりは、容易ではありません。祭り当日
は季節はずれの気温で、担いでいる者は、皆汗だくでした。中には逞し
い青年をみかけましたが、同じ吉浦にある海上保安大学の学生さん達
だそうです。この大学は、映画’海猿’シリーズ1で主人公仙崎大輔(伊
藤英明さん)が保安官になる為の潜水訓練を撮影したところですね。

ちょうさいが登りきると、交渉委員の方の持つ棒が振られ、次の神輿や
山車が石段を登ってきます。
昨年は、11もの出し物を撮影するため、石段の途中でカメラを構えた為、
お宮の境内には行けませんでした。今年は趣向をかえ、境内で全部を
待つことにしました。
神輿や山車や太鼓の全部が境内に揃って、午後1時半くらいになると
’宮下り’といわれる、石段を下り、線路を跨いで海岸近くにあるお旅所
まで向かいます。昨年当方は、JRの時間も気になって、お旅所には向
かいませんでしたが、今年は近くにBikeを止めていることから、夕刻の
お旅所に集合するまで、撮影することができました。

それから、お祭りの撮影といえば、お祭り大好きな某W大学教授のエジ
プト考古学者がカメラクルーと来ておられました。この先生とは、彼方此
方の大きなお祭り会場で、これが3度目の拝見です。
カニ祭りが全国的にメジャーなお祭りとされた証拠でしょうか。それにし
ても、3度も違うお祭りでお会いするなんて、私も随分とお祭り好きです
ね(笑)。

長い石段を上がってきた11区の神輿たちは、それぞれ神社の拝殿に
頭を何度か突っ込んだ後、神社の周りで休息します。11の内、ひとつ
だけ太鼓が拝殿の奥まで入ることを許され、中で激しく太鼓が打ち舞
わされます(短い動画をアップ)。独特の節回しを、大正時代風の着物を
きた若い男女が披露しますが、狭い拝殿の中、彼らとそれを取り巻く観
客で、お祭りは絶頂を迎えます。当方も狭い中カメラを人の頭の上から
差出し、汗だくで撮影に成功しました。

お祭り毎に異なる囃子の調子ですが、神楽囃子と同様、当方の胸に響
き、病み付きになります。また、次の年も同じ会場に足を運ぶのは、こん
な魅力があるのかもしれません。
『お祭り囃子がオレを呼ぶゼィ』


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●神社への参道に各自治体(区)から、お神輿や山車が終結

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●吉浦 八幡神社の境内

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  百数段の石段を「御船」が上がってきました

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             ****<神社拝殿に入ろうとしますが、度々押し返されます>****
             唯一、太鼓のお神輿だけが拝殿に入るのを許され、中で太鼓を敲き、踊ります。

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●宮花地区(自治会)「御船会」
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●二区自治会

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●「神龍」
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●今回も宮下がりから、お旅所の様子まで、千数百枚程度撮影しました。何度か分けてのご紹介となります。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ししさま、こんにちは(*^_^*)
今年も楽しんでこられたのですね(うらやましい!)
石段を神輿が上がる、本堂?に龍が入るとか龍が煙を吐き出す…なんて、すごーーく迫力があって、どきどきしました^^一番上の作品の迫力は圧巻です。先ほどから、何度も拝見させて頂きました。

お子たちのおかわいらしい仕草は、ししさんの暖かさを思い浮かべます^^
また、広島の方々の息吹がすばらしい^^
ご年配のおじいさまやおばあさまたちのお顔立ちのお美しさにも見とれています。(勿論、若い男性や美人な方々もです^^)

わしゃ仕事や勉強は嫌いじゃが、吉浦の祭りはぶっち好きじゃけ…
この言葉、めっちゃ!好きです(*^D^*) これ、わたしも当てはまるので、関西に当てはめて言ってみたいです(好きじゃけ…の後はどう続くのかなぁ?)広島弁、カッコいいので できましたらこれからいっぱいご教示願いますm__m

ししさま、昨日 東大寺の研鑽能を見てきました。雨が降り会館でして撮影禁止でした。演目は観世流で「融」。摺り足が見事な能楽師さまで、ドキドキしました^^ 記録がずいぶんたまっていて、後に也なりそうです^^::

しし様、朝夕寒いですね☆風邪を魅かれませんように
Rancho
2013/10/16 12:55
いつもコメントや気持ち玉を頂戴し有り難うございます。励みになります。
台風が秋の空気を連れてきましたね。だいぶ秋らしくなりました。我が家もとうとう冬用の布団を出してしまいました。それにしても今年は台風がよく発生します。またひとつ日本をうかがっているとか。この度のような大きな被害にならなければいいのですが。秋祭りどころの騒ぎではありませんね。

吉浦のカニ祭り…また今年も出かけてしまいました。祭り囃子に血が騒ぎます。
お祭りの後半は、晴天となり、いい絵が撮れました。
東大寺の能を観られたようですね。同じ日本の伝統といっても、能と秋祭りとでは静と動とで、両極端ですね。賑わう祭りもいいですが、秋の夜長を薪能を観ながらまったりともしたいものです。アっ、神楽も素敵ですよ。

いつもコメントいただくのが深夜みたいですが、睡眠不足は健康に(お肌に?)悪いので、ほどほどに、よろしくデス。

*五智光院の本坊庭園は素敵ですね。まだ木々が青々しているみたいですから、紅葉まではまだまだですか。四天王寺だけあって雅楽の打ちもの (打楽器) が
見られるのですね。雅楽もいいなあ。


Rancho様SiSiです
2013/10/17 11:57

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