安芸.石見地方神楽紀行

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zoom RSS 伊予「西条祭り」2014  日本一の愛媛県西条市の屋台だんじり  No1.

<<   作成日時 : 2014/10/20 22:27   >>

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今年も秋祭りの季節!祭り好き人間にとって、1年で一番忙しく楽しいシーズンの到来。
毎週週末は、囃子のリズムに誘われ,カメラを担いで放浪中です。
さアて、どこの秋祭りからご紹介しましょうか。

そうですね…まずは、わが国で山車(屋台)の数では最大の祭りからご紹介します。

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          愛媛県は、水の都、西条市の『西条まつり』!





西条祭りとは、伊予の西条市にある、嘉母神社  石岡神社 伊曽乃神社 飯積神社 この4つの神社で江戸時代から三百年の伝統をもつ祭礼をいいます。  
それぞれの神社で奉納される山車の数は、日本一いや恐らく世界一です。この地方の山車は、’西条型のだんじり’と呼ばれる特徴のある屋台型の山車です。
お神輿には、神が宿り、お乗りになってお旅所などの運ぶことができるものですが、山車はお神輿と同様、神様は宿りますがお乗りになるものでは無く、氏子達がお囃子をしたり踊ったりして、神様のお供をしたり奉納する役目のものになります。
お神輿は神社の持ち物ですが、山車、だんじり、屋台類は大部分が各神社の氏子達や保存会の所有になります。
西条まつりのご紹介がてら、少し山車やだんじりや神輿などについて、ついでに勉強してみましょう。

山車(だし)とは、神社の例大祭などのお祭りの際に引いたり担いだりする飾った屋台の総称です。山車は曳山,祭屋台,屋台とも呼ばれています。地方によって色々な形態があって、また 呼び名も地方によって変わってきます。本来の山車は、神が天降りする際に目標となる山の標山(しめのやま)=「移動神座」が起源ですから、天空と直結する最も上の部分には屋根があってはなりません。一方、屋台は上部に屋根で覆った構造になっているものをいいますが、これもひっくるめて山車と呼んでいます。とても分かりにくいですね。

山車の中で、屋根がついて、内部に囃子用の太鼓が備えられ、車輪がついて引き回すことができるものを、大阪以西では特に’だんじり’と呼んでいるところが多いようです。
だんじりは、地車、台尻、壇尻、車楽、段尻と多くの当て字があります。
分類学?的には、山の形状をして上に木を立てる等山を象徴としたものを’山’といい、前にも書きましたが屋根がついて、演じられたりする小さな舞台がついている形態のものを’屋台’と分類しています。屋台といえば博多あたりで、組み立てが出来、運ぶことができる簡易食堂のことを思い浮かびますが、これと混同しそうです。
因みに、西条まつりでは、屋根のある木製の西条型のだんじりのことを、ある新聞社は’屋台だんじり’と書いています。
ここまでくると、何が何やらよく判らなくなってきました。
その他にも’山鉾’と呼ばれる山車の一種もあり、台の上に山の形の造り物や、人形や鉾や長刀などを立てたものもありますが、今回は触れません。

昨今のますます盛んでド派手になるだんじり等に対し、神社側は本来の神事と趣が変わったり、神事に影響が出るなどと言って、迷惑がっているところもあると、最近の報道で目に触れることがあります。



瀬戸内海の沿線や四国地方の祭りでよくみられる、金蘭豪華な太鼓台や赤い布団を5枚くらい重ねた布団太鼓もだんじりと呼びます。これも神輿に供奉する 山車の一種です。
西条まつりの内、伊曽乃神社では、屋台だんじりに加え、最上段に屋根の無い布団太鼓も数台巡行に加わり、祭りの巡行に花を添えます。
伊曽乃神社では、この布団だんじりのことを正式には’西条の御輿屋台(みこし) ’と称し、土台には2mクラスの木製の車輪がついています。
一方、同じ西条まつりでも西条市東部と新居浜市の大生院地区に氏子をもつ飯積神社の祭礼では、近くの新居浜市と同じ太鼓台が奉納されていますが、ここの太鼓台は、台場から大きく外に出た木製の二輪車はなく、よこぼ う、たてぼう、という2本の太い梃子がついて抱えあげられるのが特徴です。

このように地域によって、山車は形態を変え、呼び名も変えていますので、非常に分かり難くなっています。

それから、神様が乗る乗り物は、勿論お神輿(みこし)ですが、西条祭りではこのお神輿のことを、御神輿(ごしんよ)と呼んでいます。


さて、そろそろ本題に入りましょう。

当方は、西条まつりの内、10月15日、16日の行われた伊曽乃神社の例祭のうち、16日を撮影してきました。朝3時過ぎに起床し、尾道経由で、しまなみ海道を一路愛媛へ。ETC2870円のしまなみを下り、西条市は350円の高速をつかって直ぐの到着です。玄関から3時間40分かかりました。日帰りの強行ですから、夜には同じしまなみ海道を走って帰ります。明日は仕事が待っています。

市が用意した河川敷の駐車場から、「御殿前」と呼ばれる旧西条藩主邸跡での統一運行に間に合うよう、小走りで駆けつけました。駐車場から町の中心の市役所方面にはかなりの距離がありました。旧西条藩主邸跡は、現在西条高校がたっており、ぐるりと囲むお堀端に80台もの屋台だんじりがすでに集合していました。
当方が着いた時間は、大手門前で3機の太鼓台(御輿屋台)が練りの奉納を行っているところでした。
屋台だんじりは1基あたり数十人の舁き夫とよばれるだんじりの担ぎ手や陣頭する総代、婦人会、小若衆の方々が屋台だんじりの前に陣取っているものですから、狭いお堀端は関係者だけでも通行が不可能なくらいごった返していました。
前日深夜から翌朝のお旅所までかなりの時間が経過して、かなりの酒の量ですので、舁き夫のみなさん、お疲れの様子で、自分の町内のだんじり毎に寝転がって酒の肴を摘んでいました。

80もの屋台だんじりは、伊曽乃神社の氏子が住む町単位に持っており、ほとんどが江戸時代くらいからの文化財に匹敵するようなものばかりでした。
見る限り、白木の屋台型が大半で、その他、黒塗りと真っ赤な朱塗りの三種類がありました。

では、いつもの様に、しまなみハイウェイから愛媛に入るところからのご紹介です。
今回の紀行は2台のデジ一に17-55/2.8fと、80-200/2.8fの交換レンズと動画用にJVCのGC-XA2を持参しました。

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                               多々良大橋(午前7時)
                     尾道市の生口島と今治市の大三島を繋ぐ大橋

愛媛県西条市加茂川(当日、夕刻ここで川渡りの催事が開催される)
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                             臨時駐車場に駐車(午前8時20分)


--------------------ここから徒歩で市内中心街の御殿前に向かいます-----------------------------

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       さすがは水の都です。四国最大の石鎚山からの湧き水が、街中いたるところで
       流れています。どこも透き通って、川魚が泳いでいます。   


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                              お堀りに到着(午前8時53分)

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すでに沢山の屋台だんじりが整然と並んでいました。

                 夢にまで出た屋台群に、しばしシャッターをおすのも忘れ
                 人ごみの中に、一人立ち尽くしておりました。

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                       西条独特の御輿屋台(だんじり)がやってきました
                       黄金に輝く刺繍が綺麗です。まるで神楽の鬼が
                       羽織る着物のようです。

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          これから西条藩の陣屋跡(現・西条高校)で、3機(基?)のだんじりのかき比べ奉納です。
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    大手門側から(JVCKENWOOD GC-XA2で撮影)
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-----------------------------------山が動いた!-------------------------------------------

        これから屋台だんじりは、時間をかけ町内を巡行し、最後は加茂川に集合します。

80機の屋台だんじりが一斉に動き始める姿は、感動ものです。見応え十分!

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                       町内では各氏子を訪問し、’お花’を戴きます。

町内から次の巡行地までの画像は、次のNo2.でご紹介します。
お楽しみに…


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「夢にまで見た」、そう書いて頂いて嬉しく思います

みこしは4台です
だんじりもみこしも基と数えるのではなく台です

初めてお越しいただいたにしてはとても誠実で正確な描写でありがたく思います
ずいぶんと誤解に満ちた感想ブログが多いので

これから書かれる川入りは「神様を阻止したり通せんぼ」なんて書かれいる公式なガイドもあったりしますが、神様にそんな失礼なことはしません「神様、今しばらくお留まりを」そう願っての川入り行事です

といっても川入りは戦後に始まったまだ歴史の新しいものです
画像や動画にすると絵になるのでしきりに紹介されますが、西条の祭り好きは御旅所をお勧めします
理由は2つあり、西条祭りは提灯を付けた夜の祭りがことのほか美しいこと、川入りはだんじりと神様だけですが、御旅所ではみこしの豪快な練りがあること、です

また機会があればぜひ宮出しか御旅所へお越しください
匿名さん
2014/10/26 07:47
コメント頂き有難うございました。
だんじりは、’台’と数えるのですね。アドバイス有難うございました。
私自身、以前から西条祭りが気になっていたのですが、今年初めて
伺うことができました(阿波踊りはほぼ毎年撮影に伺っているのですが)。
とても町をあげて素敵なお祭りですね。今年伺って、町や神社の位置関係
が頭に入りましたので、来年は匿名さんのアドバイス通り御旅所にも
出かけてみたいと考えています。
今後ともよろしくお願いします。
匿名様
2014/10/27 08:30

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