『滝夜叉姫』 平山神社秋祭り 宮乃木神楽団

下総に 妖しき風の 吹くなれば 我が身を固め 急ぎ下らん


滝夜叉姫は歌舞伎では『将門』や『四天王』で演じられ、歌川国芳の錦絵に描かれ、戯曲などにも登場します。平将門(桓武天皇五世の孫で、平安中期の武将)は、天慶の乱によって一族の平貞盛、下野国押領使・藤原秀郷によって滅ぼされ、その首は京の七条河原でさらし首にされました。
父・平将門の遺児となった五月姫(三女で後の滝夜叉姫)は、父の無念を晴らさんと京へ上り、貴船明神に祈願をかけました。満願の夜、不思議な妖術を授かり、鬼女に変貌を遂げた五月姫は名を滝夜叉と改め、反逆の烽火を上げんと手下(夜叉丸や蜘蛛丸)を集め、下総の国に砦を築き朝廷に背きました。滝夜叉姫を討伐せよとの勅命を受けた陰陽師・大宅中将光圀と山城光成が滝夜叉姫に立ち向かうが、姫は怨念の塊となって鬼となります。激戦の末、最後には光圀は八幡の神からの託宣による陰陽の術をもって滝夜叉姫の妖術を封じ、邪心を祓い清め、調伏,成敗するという怨みがこもった哀しい物語りです。
平将門は、藤原摂関の中央政府逆賊の大反逆者の汚名を着せられましたが、民は中央政府に対して不満を抱いていたので、平将門には同情的だったようです。大反逆者のわりに福島や秋田地方での人気は根強く、将門にちなんだ遺跡がいたるところに残っています。
●今回の神楽紀行は、安芸国上瀬野鎮座平山神社の秋祭りでの宮乃木神楽団さんです。
今回は、「滝夜叉姫」のうち、貴船明神での丑三つ時二十一日目の満願の日の様子と、手下を集め相馬の城に立て篭もったところまでのご紹介となります。
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●こんなのが、暗闇にボーと現れたらさぞかし腰を抜かすでしょうね。この会場は、神社の境内の横の特設?演台で、相当の数の観客は居られたのですが、会場の明かりを落とされた中で、やっぱり怖かったですよ。神楽が終わって深夜、遠くにおいた車をとりにいくまでの間が田舎で真っ暗闇の中、恐ろしかったデス。

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●次回は大宅中将光圀と山城光成に成敗される場面のご紹介になります。お楽しみに…

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この記事へのコメント

乱鳥
2008年11月16日 01:24
神楽のどの演目も、とても好きです。しし様のお写真は度々楽しませていただいています。
『滝夜叉姫』におきましては、能楽の『鉄輪(かなわ)』を二度聴いていましたので、お神楽の表現の真に迫る迫力に心惹かれました。
丑の刻参りの時の血相には驚くばかりですね。女性の立場から見ると、能楽の場合は彼女に感情移入してしまいます(笑み)
神楽でも見てみたい・・・そう思う演目がいっぱい。しし様のページで、楽しませていただいています事を、御礼申しあげます^^
ししです。乱鳥様
2008年11月16日 06:21
乱鳥様ご来場有難うございます。2007年12月30日「奈良・春日大社で行われた御祭りの後能『鉄輪』」で、五月姫(瀧夜叉)の画像をあげられていますね。頭に蝋燭…何か怖いです。爪に火を燈す…この表現はユニークなんですが。

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